SURGICAL INDICATIONS FOR THE SKULL BASE CANCERS WITH INVASION TO THE CAVERNOUS SINUS

海綿静脈洞浸潤を伴う鼻副鼻腔癌は, これまでは手術適応はないものとされてきた。しかし, われわれは8例の海綿静脈洞浸潤癌症例に手術を試みたところ, 4人の生存例をえた。8例のうち, 内頸動脈に浸潤し, 非治癒率切除に終わった4例は術後6日から93日目に死亡した。再発無く生存している4症例は, いずれもかろうじて頸動脈から腫瘍を剥離することができた症例で, 脳神経2番から6番を切除したため視力障害が残った。海綿静脈洞に浸潤する症例でも, 頸動脈

[1]  A. Møller,et al.  Operative management of tumors involving the cavernous sinus. , 1986, Journal of neurosurgery.