On the Interleaver Design Method for Block Turbo Codes and Its Minimum Distance

あらまし 1993 年,C. Berrou らは加法的白色ガウス雑音(AWGN)通信路に対し 1 情報記号当りの信号対 雑音比 (Eb/N0) に対するシャノン限界に近いビット誤り確率(BER)を達成するターボ符号を提案した.その 後 S. Benedetto ら及び J. Hagenauer らにより,構成符号にブロック符号を用いるブロックターボ符号が提案 されている.本論文では S. Benedetto らにより提案された PCBC(Parallel Concatenated Block Codes)型 ブロックターボ符号を一次元の符号とみなしたときの性能の解析を行い,大きな最小距離をもつインタリーバの 構成法を提案する.まずとり得るインタリーバに制約を加えることにより,各情報記号のハミング重み(情報重 み)に対応する符号語のハミング重み(符号語重み)の下界を導出する.更に情報重みが 1 及び 2のときの符号 語重みに対する下界を大きくするインタリーバの構成手法を示し,最小距離を大きくすることが可能な要素符号 を探索により求めるアルゴリズムを提案する.結果的に得られる要素符号及びインタリーバを用いることにより, 従来より大きな最小距離を保証するブロックターボ符号を設計することが可能となる. キーワード ブロックターボ符号,Parallel Concatenated Block Codes,インタリーバ,Code-Matched Interleaver,最小距離