Studies on the Lipids of Egg Yolk
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卵黄の脂質から主としてケイ酸カラムクロマトグラフィーによりセレブロシドを純粋に単離した.これを加水分解して,構成する脂肪酸,スフィンゴシン塩基および糖を調べた.構成脂肪酸は15種見出され,そのうちほぼ58%がオキシ酸,42%が直鎖酸であった.オキシ酸としては,オキシリグノセリン酸(22.0%),オキシベヘン酸(19.3%)およびオキシトリコサン酸(12.2%),直鎖酸としてはリグノセリン酸(15.7%),パルミチン酸(9.6%),べヘン酸(7.2%)などが主なものであった.構成長鎖塩基としては,スフィンゴシンとジヒドロスフィンゴシンが見出され,前者が大部分(84.5%)を占めていた.構成糖としては,グルコースとガラクトースがほぼ1:1の割合で含まれていた.これと対応して,卵黄セレブロシドは,グルコシルセラミドとガラクトシルセラミドのほぼ等量ずつから成ることが認められた.