Development of Synchronized Double-Board Desk Suited for Multi Office Work
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現代のオフィス作業は,PC作業を主体としながら,記帳や資料整理などの書類作業も多い.このため,両作業時の身体負担を軽減するPC機器配置と机面条件を実験により求めた.PC作業時には,アームレストを3°,キーボード面を10°前傾させ,座面からキーボード前端までの高さを180~260 mmにすることで,肩と上肢の筋負担が軽減した.また,文章入力と表計算作業では,ディスプレイの前後距離を変えることで,頚部の負担が軽減した.一方,記帳時には机面前端高をPC作業時より60~80 mm高くし,机面を10°程度後傾させることで視認性が向上し,上肢負担が軽減した.以上のPC作業と記帳のそれぞれの机面条件を独立した2枚の机面で実現し,一方を引き出すと他方が後退する連動二段机を開発した.本机によれば,頭頚部の前傾および肩の挙上を防止でき,頚肩部の筋負担を軽減できることを確認した.
[1] Masaharu Kumashiro,et al. Effects of arm-rest heights on work load with VDT operations , 1996 .
[2] A Pedotti,et al. Sitting posture: analysis of lumbar stresses with upper limbs supported. , 1985, Ergonomics.
[3] Kageyu Noro,et al. Micro movements in seated working , 1994 .
[4] Kageyu Noro,et al. Optimum height of VDT work table , 1987 .