OPERATIONAL PARAMETERS FOR HIGH-LOADING OXIDATION DITCH PROCESS WITH CONTINUOUS AERATION FOR NITROGEN REMOVAL FROM DOMESTIC SEWAGE

連続曝気式高負荷型オキシデーションディッチ (OD) 法による下水からの窒素除去についてモデル実験により検討するとともに, その操作因子を理論的かつ実験的に検討した. その結果, 高負荷運転を行うことにより連続曝気式OD法でも10分以下という短い循環時間の条件下で80%以上の平均全窒素 (TN) 除去率を達成可能であることを実証した. 操作因子としては, 流入負荷およびMLVSS濃度に応じたDO循環速度 (RDO) の制御が重要であることを理論的に示すとともに, RDOの増大とともに脱窒が不充分となりTN除去率が減少することを実証した. また, 無曝気部へのDOの持ち込みを考慮した脱窒に係る正味のC/N比 (η値) を定義し, 無酸素ゾーンが必要量以上現出したRUNで脱窒が不十分であった理由が水素供与体の不足にあったことを示した.