PRELIMINARY DESIGN OF CALCULATION SYSTEM FOR THE DETERMINATION OF GLOBAL WARMING EFFECTIVENESS BY COOL CITY POLICY IN KAWASAKI CITY

川崎市を算定対象として, ヒートアイランド現象がもたらす都市熱環境負荷を保水性舗装導入により低減し, それに伴う住宅空調電力削減量を環境改善効果とし算定を行った. 算出に伴い, 空調負荷の最も大きな要因となる外気温度の設定においては, AUSSSMツールを用い, 垂直方向の外気温度空間分布を算出した. GISを用いた建物情報及び土地利用データによる都市モデルを構築し, 都心密集ケース, 低層住宅ケース別の外気温変化に伴う空調電力消費量を試算した結果, 都心密集ケースでは8%, 低層住宅ケースでは6%の電力削減効果が得られることが明らかとなった.