A STUDY ON CARBONATION RATE OF MORTAR USING GROUND GRANULATED BLAST-FURNACE SLAG

高炉スラグ微粉末の置換率による養生期間ごとの細孔径分布を測定するとともに, 水酸化カルシウム量を測定し, 置換率による細孔構造の変化及び反応に関する考察を行った. その特性をベースとして促進中性化試験を行い, 40nm以上の細孔量の評価および炭酸ガスと反応する水酸化カルシウム量の評価を通じ, 高炉スラグ微粉末を用いたモルタルの中性化進行速度を検討した. その結果, 水酸化カルシウム生成量は, 置換率によって直線的に変化しており, 普通ポルトランドセメントを用いたモルタルの水酸化カルシウム生成量からある程度推定出来ることを明らかにした. また水酸化カルシウム量と中性化速度係数は指数関数的な相関関係にあり, 高炉スラグ微粉末を用いたモルタルの中性化進行速度を定量化することができた.