A STUDY ON TUNNELING METHODS FOR TWIN TYPE CLOSED TUNNELS BASED ON THE COMPARISON OF SUPPORT LOAD

従来, 離隔距離1m程度の山岳トンネル工法による都市部の近接トンネルにおいては, 中央導坑を掘削し, 両トンネル間にセンターピラーを構築するめがねトンネルが適用されてきたが, 工期・工事費などで利点の多い無導坑方式めがねトンネルも机上検討の対象となっていた. しかし, 施工実績が無いために, 作用荷重や挙動など未解明な点が多く, 長い間採用されることはなかった. そのような中, 筆者らは下到津トンネルにおいて, めがねトンネルと2種類の無導坑方式めがねトンネルの掘削を試みることができた. これら3種類の施工法はそれぞれ長所・短所もある. 本ノートでは, 支保工の応力計測結果から, 施工法による作用荷重などの違いを比較して, 3種類の施工法の特徴を明らかにし, 工法選定の際の参考資料を提供する.