Drug-induced anaphylactoid purpura, nephritis, and pleuritis in a patient with rheumatoid arthritis.
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慢性関節リウマチ患者で細菌性肺炎を疑われ抗生剤使用後, アナフィラクトイド紫斑, 腎炎および胸膜炎を合併した66才女子の症例を報告した。紫斑が両下肢を中心として出現するとともに, 発熱, 関節症状の増悪, 皮下結節の出現, 尿潜血強陽性, 胸膜炎の出現など多彩な症状をきたした。なお, 生検を施行した紫斑および皮下結節においては, いずれも組織学的に血管炎の像が認められ, 腎生検ではIgA腎炎の所見が認められた。薬剤投与を起点として皮疹の出現がみられ, 同時に原疾患の増悪ならびに多臓器病変を呈し診断に苦慮した。治療経過からみても本来の意味での薬疹とはやや趣きが異なり, また, 種々の興味ある所見がみられた。
[1] L. Diamond,et al. Anaphylactoid purpura in children (Schonlein-Henoch syndrome): review with a follow-up of the renal complications. , 1960, A.M.A. journal of diseases of children.
[2] F. Demartini,et al. The systemic lesions of malignant rheumatoid arthritis. , 1954, The American journal of medicine.