Web Interface for Integration of Diverse Agro-environmental Databases
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本稿は,複数の独立したデータベースの横断的な利用を促進する方法として,データベースそれぞれに格納データを配信するWeb API(Web Application Program Interface)を設置し,由来の異なるデータをWeb上で統合する『マッシュアップ』によって仮想的にデータベースを統合することを提案する.すなわち,実際に全てのデータを格納する巨大データベースを新規に構築するのではなく,基本的に既存データベースは独立させたままデータのみをインターネット上に配信させ,それらをインターネット上で集約することで,仮想的な統合を実現する.このアーキテクチャによって,ユーザはあたかも巨大な1つのデータベースが存在するかのように,複数のデータベース由来のデータを利用することが可能になる.筆者らはケーススタディとして,気象,土壌,農地利用,温室効果ガスに関する情報をまとめて取得できるWebシステムを構築した.しかし,システム構築の過程で課題や問題点も明らかになった.本稿は,システム開発における上述アーキテクチャの実現方法,データベースに実装するWeb APIの内容,実装内容および設計における留意点,明らかになった課題を記し,さらにはWeb APIを利用したデータシステムの可能性を論じた.
[1] Hideaki Sugawara,et al. Web API for Biology , 2009 .
[2] Seishi Ninomiya,et al. CROWIS: A System for Sharing and Integrating Crop and Weather Data , 2007 .
[3] Masayuki Hirafuji,et al. Map interfaces using Web map services in an agricultural model. , 2009 .
[4] Hideaki Sugawara,et al. Web API for biology with a workflow navigation system , 2009, Nucleic Acids Res..
[5] Hideaki Sugawara,et al. DDBJ with new system and face , 2007, Nucleic Acids Res..