Determination of Histamine in Fish Sauce by Photometric Flow Injection Analysis with Immobilized Histamine Oxidase Reactor

Hazard analysis critical control pointでの化学的危害要因物質であるヒスタミンの迅速な測定のために,固定化酵素リアクターを用いる一流路の吸光光度検出/フローインジェクション分析法を開発した.固定化酵素はトレシル化した親水性ビニルポリマービーズにヒスタミンオキシダーゼ(HOD)及びペルオキシダーゼ(POD)を固定化して調製した.発色試薬溶液をキャリヤーとし,その流れの中に試料を注入した.試料は固定化HODで過酸化水素に変換され,その後固定化PODで生成した呈色物質の吸光度を530 nmで測定した.ヒスタミン濃度10∼1000 μMの間で吸光度との間に直線関係が成立した.測定時間は3分であった.本法を魚醤中のヒスタミンの定量に応用した.魚醤を25又は50倍に緩衝液(pH 8.0)で希釈し,その100 μLを注入した.本法の結果と高速液体クロマトグラフィーとの結果は良い相関関係を示した.