Study on the Design Method of the Riverfront Space relate to the Surrounding Scape using the Simulation Model

本研究では, 都市河川の空間整備形態と周辺景観との2側面を操作した河川空間整備シミュレーションモデルを画像処理システムを用いて作成し, モデルに対する景観評価を通じて, 周辺の土地利用特性や景観に調和した都市河川の空間整備の方向性を探った。その結果, 高層住宅地区では複断面形状で緩傾斜護岸あるいは階段護岸のモデルの評価が高く, 水辺へのアクセス性を高めた親水機能の確保を主体とした整備が求められ5商業地区では断面形状に関わらず高木緑化を導入したモデルの評価が高く, 親水機能よりも修景緑化を主体とした整備が求められ, 業務地区では, 親水機能とともに修景緑化を行った整備が求められることが明らかとなった。