Effects of Aspect and Camber Ratios on Hydrodynamic Characteristics of Biplane-type Otter Board.

複葉型オッターボードの前後翼に用いる湾曲板の縦横比および反り比が流体特性に及ぼす影響を調べるため, 回流水槽で模型実験を行った。実験には反り比15%, 縦横比2.5,3.0,3.5,4.0の湾曲板と縦横比3.0,反り比10%, 15%, 20%の湾曲板の計7種類を用いて, 流速および迎角ごとの各流体力を計測し, 揚抗力係数を求めた。前後翼に同じ縦横比の湾曲板を用いた場合, 実験範囲内の縦横比による最大揚力係数の差は小さく, 後翼に反り比の大きな湾曲板を配する場合ではその逆に比べて最大揚力係数が大きい。前後翼に縦横比の異なる湾曲板を用いた場合では, 後翼に縦横比の大きな湾曲板を用いる組み合わせで最大揚力係数は大きい。ギャップ・コード比0.6以下では食違い角が大きいほど最大揚力係数は大きい傾向を示した。