A Unified Curriculum for Microcomputer Experiments in a Department of Mechanical Engineering

最近の機械工学は「メカトロニクス」指向であるが, 社会的にコンピュータ操作能力が要求されていることもあり, 大学や高専の機械工学科はコンピュータ科目を新たに取入れるざるをえない。筆者らは1984年から, 従来の大型計算機上のFo-rtranを使う計算機教育に代えて, マイクロコンピュータの授業を実験的に実施している。このカリキュラムは, 学部3年の「機械工学実験」の中の半学期を占め, 1) 高級言語 (Basic), 2) 機械語の基礎 (Z-80), 3) ディジタルI/Oとシーケンス制御, 4) A/D-D/A変換, の4つのテーマを6週間で消化する。振動実験や流体実験のような, 測定関連の従来からのテーマにも, これらと歩調をあわせてA/D変換器とオンライン処理を取入れ, Laboratory Automationを実地に教育している。授業は, パーソナル・コンピュータ13台を備えたラボ教室を使い, 1クラス25名で行っている。