USING TRANSACTION DATA IN HOSPITAL INFORMATION SYSTEM FOR RISK MANAGEMENT OF CLINICAL CARE

[目的] 病院情報システムに蓄積されているトランザクションデータからの医療安全管理に必要となる情報の抽出と可能性の評価すること. [背景] 合併症の原因の究明には病院における合併症の正確な頻度や要因の解析に必要なデータ取得が不可欠である. [方法] 医事会計データを中心に分析し, 鎖骨下中心静脈カテーテル挿入時の合併症発生患者抽出の可能性について検討した. [結果] 合併症発生イベントの抽出には, 医事会計データだけでなく診療データの補強が必要であった. 3ヶ月間の鎖骨下中心静脈カテーテル挿入54例中, 合併症発生を疑わせる症例を7例抽出できた. [考察と結論] 医事会計データを用いた医療安全管理用の分析データ作成に関する可能性を示した.