PRESENTATION OF FLOW FIELD OF INCLINED WALL PLUME USING COMPUTER GRAPHICS

傾斜壁面密度噴流の定常部に対して, k-e乱流モデルを用いて相似解を求めることができる. 相似解の満たす方程式は4元連立の常微分方程式であり, これを数値的に解くことによって相似解が得られる. この数値解をLDAで測定した実験値と比較し, 平均流速分布及び平均濃度分布を精度よく再現できることを示した. 平均量ばかりでなく乱流特性量である乱れエネルギー, レイノルズ応力, 分子粘性逸散率, 渦動粘性係数についても実験値との一致は良好であった. この相似解を用いて, CGによる流れ場の表示法の検討を行った. 検討した方法は, 流速分布と濃度分布の流下距離変化, 流速ベクトル図, 流速のタイムライン, 流線図, 流体粒子の軌跡の時間変化である. この結果, 流体粒子の軌跡の時間的変化を表示する方法が最も適切であることが分かった.