サブクールプール沸騰特性曲線の研究 : 第1報, 局所熱伝達特性とそれにおよぼすサブクール度の影響

強い凝縮作用のもとでは, バーンアウト点をすぎ, さらにそれを越える第2バーンアウト点まで安定した沸騰曲線をえることが可能である. このことを伝熱面表面局所について実証し, 高熱流束城の伝熱機構解明の手がかりとした. またバーンアウト点をすぎ, 遷移沸騰的傾向のみられる領域から再び熱流束が急上昇する特異現象の存在を明らかにし, この現象はサブクール度と伝熱面汚損度とのかね合いに支配されることを見いだした.