A High Reality Drawing Method for VR Objects with Details Structure in Consideration of Shape Recognition Characteristics of Observers

Nagaoka-shi, 940–8532 Japan るデータ量をもつ場合や,観察距離が遠いときに表示 装置の解像度よりも小さいポリゴンが描画される場合 には効率的とはいえない. そこで,膨大なオブジェクトデータの中から,観察 者が正確な形状を認識するために必要なデータを抽出 して提示する効率的な描画法が必要になる.LOD や octreeなどのオブジェクトの詳細度を階層化したモデ ルを用いて,観察距離や形状特徴を考慮して形状の詳 細度を制御する方法 [2], [3] が多数報告されている.ま た,オブジェクトの形状に加えて色彩やテクスチャな どの属性情報を考慮した方法 [4]~[6] も提案されてい る.これらの方法ではオブジェクトに固有の特徴量を パラメータとして形状詳細度制御を実行するが,更に 描画されるオブジェクト像から観察者が正確な形状を 認識するための様々な特性を考慮すれば,より高現実 感で効率的な描画が可能になる. この観点では視点から見えないポリゴンを削減する 方法 [7], [8]や,観察者の奥行・空間弁別閾を考慮した 方法 [9] が報告されている.また,視点に応じてオブ ジェクトの表面ポリゴンがスクリーンに投影されると