Image emphasis using high-speed intermediate images and design of a test circuit for image sensor

We study imaging system for reconstructing high-spatial resolution image using high-speed intermediate images from the image sensor. Developing our proposed system, we designed a test circuit for image sensor. In this paper, first we explain our proposed imaging system, second our test circuit for image sensor. 1. はじめに イメージセンサ内に A/D 変換器や画像処理機能を統 合することで、従来の撮像特性を損なわずに、画像の 高品質化を図るシステムの検討を行っている.蓄積終 了後に画素値の A/D 変換を行う従来のシステム構成で は、適切に蓄積時間を設定しないと、高速に物体が動 く場合やカメラ全体が動く場合に、動きぼけが発生す る課題があった.これらの影響を蓄積途中の画素情報 を用いる事で低減を図ることを、本研究の第 1 の目的 とする.また、近年のイメージセンサの画素ピッチは、 撮像レンズの回折限界と同等レベルになってきており [1]、更なる素子の微細化による空間解像度の向上が困 難になることが予測される.そこで蓄積途中の画素情 報を用いて、信号処理により空間解像度の向上を図る ことを、本研究の第 2 の目的とする. 2. 画像強調システム 2.1 システムの概要 図 1 に画像強調システムの概要を示す.画像強調シ ステムは、イメージセンサとプロセッサで構成される. イメージセンサ内部の A/D 変換器により、高フレーム レート下で、蓄積途中のアナログ画素情報をディジタ ル値に変換し、センサ外部にディジタル値を出力する. 後段のディジタル信号処理では、各画素のディジタ ルデータを入力情報として、チップ外部の演算処理回 路により、蓄積途中の画素情報からサブピクセル精度 の動き推定を行う.次に画素値の再構成処理を行い、 従来の動きのある画素に発生していた動きぼけの影響 を低減することや、蓄積途中の画素値やその時間に対 する傾き情報をもとに、空間解像度の拡大を図る処理 を行う. 2.2 演算処理のフロー 演算処理のフローを図 2 に示す.はじめに、高フレ ームレート下で得られる各蓄積中間画素データに対し ADC Sensor Lenses Processor selector motion estimation