THE EFFECT OF UNCERTAINTIES UPON FREE VIBRATION OF ELASTIC SHEAR BEAM

構造 物の安全性や経済性等 の検証 に動的解析 を行 う場 合, 対象 とす る構造物 を解析可能 なモデル に置き換 え, 構造物, 入力 ともに確定値 として解析 を行 うのが一般的 な方法 である。最近 では, 構造 モデルは確定値 として扱 い, 入力 を不規則 な もの として解析 し安全性 等 を検討す ることがか な り行 われ るよ うにな って きた。 しか しなが ら, 構造物 は, それ を構成 する部 材の強度のば らつ きと か, 施工 にお けるば らつき等 の種 々な不確 定要素 を内在 させて いるのが実状 である。 また設 計に際 してのモデル 化 に起因す る不確定性 も無 視できない。 この よ うに, 構 造物そ のものが種 々な不確定性 を含 んでい る以上, 構造 物 を構造要素 の不確定性 をも考 慮 した確率構造モデル と して とらえ, 応答量 を統 計的に処理 したほ うが よ り合理 的 であろ う。 以上 の思想 の もとに解析 を行 った研究 として は, た と えば文献1)~5)等 がある。 文献1)~4)は 解析手法 に パ ータベーシ ョン法(Perturbation Method)を 用 いて いる。 この方法は線形化 を行 うため, 高次 の項 を無視す るので, 大きな確率 変動 量 を有す るよ うな構造物 では厳 密解 とかけ離 れた結 果 となろ う。 したが って, シ ミュレ ーシ ョン法(Monte Carlo Simulation Method)を 用