ACTION ON CIVIL ENGINEERING STRUCTURES FOR PERFORMANCE BASED DESIGN CODES

技術基準の性能規定化と国際標準への整合化の潮流の中で,「性能設計における土木構造物に対する作用の指針」(作用指針)が2008年3月に発刊された.この作用指針は,土木構造物荷重指針連合小委員会が,性能設計実現の基本となる設計荷重設定への基礎資料を与えることを目的に策定したもので,Code PLATFORM ver.1に定める性能設計の考え方に基づき,各種設計基準における作用に関する記述の体系化と標準化をはかったものである.この作用指針は,今後の性能設計体系確立のための一翼をになうものとして期待されている.本報は,作用指針を策定した背景,作用指針の概要,今後の展望について概説するものである.