REGIONAL CHARACTERISTICS OF INDUSTRIALIZATION AND POLLUTANT EMISSION STRUCTURES OF CHINESE CITIES

中国では, 改革開放政策以来, 急激な工業化と都市化が進行し, これに伴い大気汚染物質や水質汚濁物質の発生量は増加の一途にある. こうした環境問題の特性は, 地域ごとの工業発展パターンを反映した多様な特性を持つ. このため, 本論文では, 中国の都市環境に関する統計データに基づき, 工業化とそれに伴う汚染物質排出構造の地域的特性について分析する. 環境問題の分析フレームとしては, DPSER (Driving Force-Pressure-state-Effect-Response) モデルを用いる. これによって, 都市の工業化と汚染物質排出構造特性についての地域別比較分析を試みる.