This paper provides the development of ‘MPEG-2 Bitstream Processor’ for Regional digital terrestrial television playout and transmission system. The most cost-effective solution is to distribute television signals by MPEG2 Transport Stream coded and multiplexed for emission via an ATM distribution network. The equipment performs seamless switching between network and local live programs, insertion of caption and audio mix on distributed MPEG-2 television signals. It also transports closed caption signals and control signals(NET-Q) using ancillary data packets. Regional playout and transmission systems need the equipment to insert local programs and captions. デジタル放送を放送波 TS 信号で伝送し、更にアナ ログ放送を圧縮して伝送すれば、アナログ・デジタル 全ての放送を ATM1回線に多重して伝送することが可 能になり、回線経費を大幅に圧縮できる。 1. はじめに NHK では、2003 年から開始される地上デジタル放送 に向けて番組送出設備の開発に取り組んでいる。地上 デジタル放送の放送局間番組配信は、回線経費の削減 や、EPG・データ放送伝送の容易なこと、設備の小型 化の観点から実際に放送する MPEG2-TS 形式(以下放 送波 TS)で伝送することが望ましい。本装置は、放送 波 TS で各地域放送局に配信される番組に映像スーパ ーや音声ミックスを行ったり、自局の番組にシームレ スに切り替えたり、局間制御信号(NET-Q)を差し替 えたりするものである。 2.2. 番組送出設備の小型化 放送波 TS 伝送を用いると、ネットワーク下位局は、 REMUX(TS 再多重装置)により、service_id や TS_id 等を差し替え、同期変換して変調器に入力するだけで 本部(渋谷放送センター)と同内容の放送が可能であ る(以下ネットスルー方式という)。 地域放送局では本部と同内容の放送が多いため、シ ステム障害時などのバックアップ系をネットスルー方 式とすることで、送出設備をコンパクトで信頼性を高 くできる。 A放送局 MPEG2-TS