Displaying Grasping and Weight Sensations based on Cutaneous Stimuli
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日常生活においても三次元映像が普及しつつある現在, 情報環境が提供すべき体験は,映像と音声のみで構築され る受身的なものから,自ら手を伸ばし対象の存在感を感じ 取る能動的なものへと転換しつつある.このような流れの なかで触覚の役割が着目され,エンターテイメントシステ ムのコントローラ等,触覚フィードバック機能を持ったユー ザインタフェースが一般家庭にも普及し始めている.しか し現在の装置が提示できる触覚情報は,多くの場合,単な る振動に留まっており,今後,人と情報環境とをよりリア ルな存在感を伴って接続するためには,小型・安価な機構 によるリアリティの高い触覚情報の提示手法を開発する必 要がある.一方,従来の触覚提示デバイスの研究において, アクチュエータを内蔵したリンク機構によって手先に力を 提示するシステムは数多く提案され実用化に至っているも のの,自在な動作を行いながら高臨場感の触覚情報を提示 できるウェアラブルなシステムはほとんど実現されていな い.そこで本稿では,自在な動作のなかで存在感の高い能 動的な体験を提供する「さわれる情報環境」(図 1)の実現 を目的として開発された,物体の把持および質量の感覚を 提示可能な指先装着型ハプティックディスプレイ,および, 本装置を用いた触覚インタラクションシステムを紹介する.
[1] Sho Kamuro,et al. RePro3D: full-parallax 3D display with haptic feedback using retro-reflective projection technology , 2011, 2011 IEEE International Symposium on VR Innovation.
[2] J. Gibson. The Senses Considered As Perceptual Systems , 1967 .