Multi-criteria methods for quantitative, qualitative and fuzzy evaluation problems

1.イントロダクション ・ 一つの基準のみで判断することが困難な状況が増えている。例えば、プロジェクトのコストを最小化し、環境 質を最大化し、公平性を維持するなど。 ・ 多基準分析は複数の対立する基準を同時に分析する手法。環境問題では、対立する利害団体の間で意 思決定を行うことが多いので、多基準分析への関心が高まっている。 ・ 多基準分析の定式化 Ø n種類の代替案aj(j=1,2,...,n)によって構成される代替案集合をAとする。 Ø m種類の評価基準gi(i=1,2,...,m)によって構成される基準集合をGとする。 Ø gi(a1)>gi(a2)ならば第i基準にもとづくとa1はa2よりも好ましい。 Ø この関係は表 58.1 のようなn×mの行列Pとして表現できる。この行列は評価表(evaluation table)と呼 ばれる。 表 58.1 評価表 代替案 基準 単位 a1 a2 a3 a4 g1 g1(a1) g1(a2) g1(a4) g2 g3 g4 g5 g6 g6(a1) g6(a2) g6(a4)