A Study on the Expediency of Metal Needles and Guide Wires Used for Central Venous Catherization

22Gセーフガイド®(日本シャーウッド株式会社,東京)を用いた中心静脈穿刺は時としてガイドワイヤーの屈曲やロッキング(ガイドワイヤーが引っかかって抜去不能となる現象)を経験する.穿刺針を20Gに,ガイドワイヤーを0.018インチから0.025インチにすることによる20Gセーフガイド®と22Gセーフガイド®について使いやすさと合併症の発生頻度について検討した.120症例を22G群(n=60)と20G群(n=60)とし,右内頸静脈穿刺を行った.(1)針を戻してきたときに血液の逆流を認めたものは,22G群では3.3%,20G群では30%と20G群の方が有意に多かった.(2)ガイドワイヤー挿入時の屈曲やロッキングは22G群では16.6%,20G群では13.3%で有意差は認めなかった.(3)ダイレーター挿入時のガイドワイヤーの刺入部での屈曲は22G群では6.7%,20G群では0%であったが有意差はなかった.(4)合併症は22G群では3.3%,20G群では11.7%で有意差を認め,すべて動脈誤穿刺であった.22Gセーフガイド®を用いた中心静脈穿刺は20Gに比べて穿刺に必要な力は小さいという優れた特性をもっているが,ガイドワイヤーの屈曲や□ッキングが問題となる.20Gセーフガイド®に用いる0.025インチガイドワイヤーは屈曲などの合併症が少ない傾向を認めたが,20Gセーフガイド針は穿刺に必要な力が大きいと考えられ,静脈を貫通したり動脈を誤穿刺する可能性が大きく,薦められない.理想的には22Gセーフガイド針を用い,屈曲しにくいガイドワイヤ-への改良が望まれる.

[1]  M. Takahashi,et al.  Modification of guide wire for 22-gauge safe guide. , 2001, The Tokai journal of experimental and clinical medicine.

[2]  Y. Kinefuchi,et al.  A pilot/introducer needle for central vein cannulation. , 1995, The Tokai journal of experimental and clinical medicine.

[3]  A. Gottschalk,et al.  Is the internal jugular vein cannulated during insertion or withdrawal of the needle during central venous cannulation , 1993 .

[4]  Jacob Chacko,et al.  Complications with guide wires for central vein cannulation , 1991, Canadian journal of anaesthesia = Journal canadien d'anesthesie.

[5]  G. Finley A complication of external jugular vein catheterization in children , 1988, Canadian journal of anaesthesia = Journal canadien d'anesthesie.

[6]  S. Pietak,et al.  A complication of external jugular cannulation. , 1986, Anesthesiology.