Sensorineural Hearing Loss in Otitis Media
暂无分享,去创建一个
感音難聴を併発した急性中耳炎 (20例22耳) および滲出性中耳炎 (8例8耳) 症例について, 主として臨床像および骨導域値について検討した。その結果は以下の通りである。1. 症例の75%に感冒ないし感冒様症状が先行した。2. 鼓膜・外耳道に水疱, 出血, びらんなど23.3%に, 鼓膜の著しい膨隆は26.7%に認められた。3. 眩暈を伴った症例は17.9%であった。4. 初診ないしは初回検査時の骨導域値, 気導-骨導差, および治癒症例の骨導域値の改善度の平均値は, 各周波数間で有意の差は認められなかった。5. 平均骨導聴力の予後は比較的良好で, 治癒率は73.9% (17/23耳) であった。6. 鼓膜切開・排液により骨導域値が著明に回復する症例の骨導域値の上昇は, 貯留液の中耳・内耳への物理的影響によるものと考察した。
[1] M. Oda,et al. Pathology of Sensorineural Hearing Loss in Otitis Media , 1972, The Annals of otology, rhinology, and laryngology.