Sternal Bur Hole Pericardiotomy for Cardiac Tamponade Caused by Primary Lung Cancer.

進 行例 が 多か った.排 液 のみ は17例,局 所 注 入療 法 は19例 に行 った.ド レー ン抜去例 は 30例 で ドレナー ジ期 間 は3日 か ら30日 まで平均13.4日 であ った.ド レナー ジ後7例 に化 学 療法,放 射線 療法 を行 い,30例 中27例 は ドレー ン抜去 後30日 以上 心嚢 液 の再貯 留,心 タンポナー デ の再 発 を認 め ず,ま た13例 は一 時退 院が可 能 であ った.合 併症 は術 中出血 の1例 であ った.胸 骨穿 孔下 心嚢 ドレナー ジは心 タンポナー デ を安 全 に,か つ 速や か に 改善 させ,患 者 のQOLを 向上 させ る優 れ た方法 と考 え られた.予 後 は中 間生存 期 間78日 と不 良 であ るが,死 因の ほ とん どは肺癌 進行 に よ る呼 吸不 全で あ った. 〔肺癌 36(6):731~737, 1996〕