A STUDY ON THE SHEAR TRANSFER OF REBARS ON THE CONSTRUCTION JOINT WITH SMOOTHING SURFACE

本研究は平滑なコンクリート接合面におけるせん断伝達のメカニズムとして, 鉄筋のダウエル作用に着目して検討を行った. 実験は Push-off 型一面せん断試験体を使用し, D25やD32と比較的太径の鉄筋についてせん断伝達メカニズムを把握するために行った. その結果, せん断力は平滑な接合面を貫通する鉄筋の曲げにより, 接合面から鉄筋径の5倍以内と局部的な領域で抵抗することが明らかとなった. さらに, 鉄筋の全塑性状態に着目した降伏せん断強度式を提案し, その妥当性を示した.