A CASE THOUGHT AS ILEAL ANISAKIASIS WITH INTESTINAL OBSTRUCTION
暂无分享,去创建一个
腸間膜癒着によるイレウスを伴った回腸アニサキス症を経験した.症例は,42歳男性.カツオの刺身摂取後,臍下部の腹痛が続くため,当科を受診した.腹部単純写真で小腸の拡張と鏡面像が認められた.イレウスを伴う急性腹症と診断し緊急手術を行った.回腸末端より約90cmの小腸が発赤し,約10cmにわたり腸間膜の浮腫を認め,内腔に弾性軟の隆起性病変を触知した.また,回腸末端より40cmの腸間膜に炎症性癒着を認め,癒着性腸閉塞をおこしていた.癒着剥離と小腸部分切除術を行った.切除標本では,粘膜壁が腫大し,陥凹病変の中心に粘膜に刺入する線虫を認め,回腸アニサキス症と診断した.アニサキスによるイレウス発生機序を文献から考察した.イレウスは,虫体の存在する部位の腸管浮腫および狭窄さらには腸間膜血流障害などから発生する事が多いと考えられた.
[1] H. Kim,et al. A case of extragastrointestinal anisakiasis involving a mesocolic lymph node. , 1997, The Korean journal of parasitology.
[2] H. Tsubouchi,et al. A case report of serologically diagnosed pulmonary anisakiasis with pleural effusion and multiple lesions. , 1994, The American journal of tropical medicine and hygiene.