BASIC STUDY OF THE INFLUENCE ON MARINE ENVIRONMENT ON THE CHLORIDE ATTACK AGAINST REINFORCED CONCRETE

鉄筋コンクリートの塩害に及ぼす海洋環境の影響を横浜港および川崎港の7地点の海面大気中, 飛沫部, 干満部, 海中部において鉄筋を埋め込んだモルタル供試体の1年間の暴露試験を行うことによって検討した.主な試験項目は, 塩化物イオンの浸透性状および鉄筋腐食に関する項目であった. この結果, 鉛直方向位置条件の影響を明確にしたのみならず, 地点間の試験結果の相違について検討を加えた. 特に, 飛沫部の塩化物イオン浸透量の地点間の相違はその地点における法のエネルギーと関係づけられる可能性があることを示せた.