Development of Simulator to Manage the Boat Seine Fishery for Japanese Sand Lance (Ammodytes personatus) in the Eastern Seto Inland Sea

(1)調査の概要 資源動態や操業実態について定量的な解析を行うため には,現場の操業実績データが不可欠である.そこで, 大阪湾または播磨灘においてイカナゴ船曳網漁を操業し ている大阪府・兵庫県下の各漁協(図-1)を対象に, 2012年2~4月漁期における日単位の水揚げ量,水揚げ 額,平均販売単価,および主たる操業場所等について聞 き取り調査を実施した. 調査対象とした漁協30ヶ所のうち,データ項目によっ て差異はあるが,20ヶ所の漁協から回答を得ることがで きた.入手できなかったデータについては,近隣漁協の 出漁率(実際の操業統数/行政による操業許可統数)お よびCPUE(kg/統/日)の実績データを基に推定した. 瀬戸内海東部のイカナゴ船曳網漁を対象とした漁業シミュレータの開発 Development of Simulator to Manage the Boat Seine Fishery for Japanese Sand Lance (Ammodytes personatus) in the Eastern Seto Inland Sea