Development of Visible-Light Wireless LAN Accesspoint with Illumination Function

あらまし 室内光無線通信システムにおける双方向多元接続ネットワークを構築するために,照明機能付き可視 光無線 LAN(Local Area Network)アクセスポイントを開発した.データ伝送媒体としての光源は,今後の照明用に 普及が期待されている省エネルギーの半導体発光素子 LED(Light-Emitting Diode)を用い,想定の信号によるその 発光量を変調することによって,データ伝送を行う.その場合,光量変化の点滅は人眼には分からないような照明 光としての利用を妨げないために,高周波数応答特性を持つ LED を考えられた.また,ネットワーク機能として他 の無線機器の相互接続方式は,有線のイーサネット 100BASE-TX のプロトコールに基づくものであり,データの無 線伝送を変換するために,光 CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection)通信方式を提案し, 電力線通信との親和性を確保することが可能となる. キーワード 可視光通信,光無線 LAN,アクセスポイント,LED 照明,双方向多元光接続