The Interference of Control Magnitude on the Roll Stabilized Axisymmetrical Misaile with Four Fins
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各翼にそれぞれ1個あての舵面を持つ直交4翼軸対称飛しょう体に対する3種の操舵信号(ローリング,ヨーイングおよびピッチング)が忠実に舵角の動き,すなわち舵角量に変換される線型領域を求め,それ以上の操舵量を要求する信号がきた場合に生ずる相互の干渉の程度を計算した.姿勢角をフィード・パックする自動制御系においては,フィード・バックのゲインを大きくすると操舵量の干渉し合う非線型領域が増大してゆくが,これを簡単な模型図で示した.1. はしがきさきに文献(1), (2)で直交4翼の軸対称飛しょう体の舵の配分問題を線型性の成り立つ範囲で論じたが,ここでは操舵信号と舵角量との間の線型性がくずれる範囲とか,各信号の干渉の程度をしらべることにする.いま飛しょう体が各翼にそれぞれ1個あて計4個の舵面を持つとき,通常これらには3種の操舵信号すなわちローリング,ヨーイングおよびピッチングの各信号が重ね合わされて入ってくる.また操舵信号がわずかの操舵量を要求しているときは問題ないが,ある程度以上の操舵信号が重ね合わされると各翼のとりうる舵角には制限があるので,すべての操舵要求量を忠実に満足させてやることができなくなりお互にある制限を受けるようになる.この制限の程度をつぎのような仮定の下に簡単化して考えてみよう.