STUDY ON EVALUATION OF A ROUTE AND DESTINATION GUIDANCE SYSTEM FOR THE VISUALLY HANDICAPPED

本研究は, 微弱電波発信装置と市販の携帯ラジオとを用いて, 視覚障害者のためのFM電波情報による歩行案内システムを構築した. また一人で外出できる視覚障害者を被験者とした歩行実験から, 歩行案内システムの案内情報提供の有効性を評価した. その結果, 視覚障害者が案内情報を理解し, 心理地図を描きながら的確に目的地まで到達できること, また案内情報の評価を用いた数量化III類の分析から, 被験者を3つのグループに分類でき, 各グループの外出能力や歩行能力が明らかとなった.