A case of Carney's triad

異時性に発症した胃平滑筋肉腫と肺軟骨過誤腫の2病変合併の不完全型Carney's triadを経験したので報告する.症例は20歳, 女性.11歳時に胃平滑筋肉腫と診断し, 胃部分切除を施行した.その後, 補助療法として化学療法を施行し経過観察されていた.16歳時, 胸部X線写真にて左肺腫瘤を指摘されたが増大傾向を認めなかったため, 経過観察していた.20歳時に腫瘤陰影の増大を認めたため, 胃平滑筋肉腫の転移も考慮に入れ切除を行った.結果は肺軟骨過誤腫であり不完全型Carney's triadと診断した.