Changes of Epidurogram after Long-term Continuous Epidural Block

カテーテル長期留置に伴う硬膜外腔の形態的変化を調査するために硬膜外カテーテル挿入時と2週間後にイオパミドール6mlで硬膜外造影を行い,平均造影分節数(神経根が造影された脊髄分節数の和),造影像等を比較した.対象患者22例中10例が2週間後に再度造影可能で,2週間後には平均造影分節数は造影直後で21から18分節に,造影5分後では24から21分節に減少した(p<0.05).2回目の造影が,ある脊髄レベルで遮断される症例もあった.これらの事実は,持続硬膜外ブロックを2週間以上行った場合,硬膜その他の硬膜外腔内組織の癒着などの形態的変化を生じ,局所麻酔薬の広がりが減少する可能性が示唆された.