EVALUATION OF CHARPY IMPACT AND FRACTURE TOUGHNESS PROPERTIES FOR BRIGDE HIGH PERFORMANCE STEEL (BHS500)

道路橋示方書や鉄道構造物等設計標準では,SM570の溶接施工に対し,入熱量を7kJ/mm以下とする入熱制限が設けられている.しかし,近年の鋼材の進歩は目覚しく,入熱量を7kJ/mm以上の入熱量でも施工可能な570N/mm2級鋼材も開発されている.本研究では,橋梁用高性能鋼BHS500の大入熱仕様鋼材を用いて,12.2kJ/mmおよび18.2kJ/mmの入熱量で溶接施工試験を行い,BHS500の各性能を評価した.性能評価方法として,衝撃特性はシャルピー衝撃試験を実施し,破壊靭性特性の評価はCTODを実施した.また,一般のSM570材を用いて,BHS500との比較検討も行った.