A study on learning process using information memory and evaluation method

組立加工業では, 多品種少量生産と短納期化に伴い, 作業習熟の問題によって生産の効率化や高品質化が阻害され, コストアップにもつながっている. 本研究では, コンピュータから与えられる手順情報をもとに, 部品箱に配置された単純な部品を, 所定の位置に取り置く作業を対象とした実験を行い, 提示された作業手順情報の作業の習熟過程を動作レベルで分析することによって, 作業手順情報の記憶量を測定する実験設備と方法を提案した. 記憶習得過程の記憶量を, 提案式による記憶曲線で回帰することによって, 習熟過程を分析・評価することが可能になり, 情報の記憶量と記憶曲線による記憶モデルは, 従来の作業時間値の習熟モデルよりも, 動作レベルでの習熟現象をより明確に把握することができる.