Scalable Transmission Technology for 8K Ultra High Definition Video Over CATV Network System

あらまし 2014年 6月に 4K映像コンテンツの試験放送が開始され,高解像度映像による高い臨場感を実現する映像視聴サービス が注目されている.一方で,4K 映像よりもさらに次世代の高臨場感映像サービスを実現する映像フォーマットとして,8K スーパー ハイビジョン (以下,8K 映像) が期待されている.8K 映像サービスは 2020 年頃に開始される見込みであるが,サービス開始時点 では既存の HDTVや 4K映像による放送やビデオサービスも存続していることが予想される.したがって,映像配信事業者側では, ユーザの視聴環境が混在する状況下での円滑なサービス提供の実現が求められる.本稿では,この解決策の一つとして,8K映像,4K 映像,HDTV に対するスケーラブル符号化を用いたスケーラブル伝送技術を紹介する.また,本稿では,同技術に関する CATV 網 における実証実験の結果と,関連技術の国際標準化の動向について報告する.

[1]  Choong Seng Boon,et al.  A Masking Model for Motion Sharpening Phenomenon in Video Sequences , 2008, IEICE Trans. Fundam. Electron. Commun. Comput. Sci..