SUBSTANTIAL CROSS SECTION PLASTIC DEFORMATION OF UNDERGROUND REINFORCED CONCRETE STRUCTURES DURING STRONG EARTHQUAKES

強震時における鉄筋コンクリート製地中構造物横断面方向の塑性変形挙動を解明するため, 二連ボックス試験体を対象にした地盤・構造物連成系の大規模振動台実験を実施した. この結果, 土かぶりが3.0mならびに1.5mの2ケースにおける試験体全体系のせん断変形について, 1) 主要な荷重は土かぶりに応じた上面地盤せん断力であること, 2) 最大層間変位は降伏変位の12~13倍と, かなりの靭性を示すこと, 3) 弾性から塑性領域まで周辺地盤の変形に従うこと, 4) 曲げ破壊先行型の損傷・残留変形を示すこと, などを明らかにした.