FRACTURE PROCESS OF THE INTERFACIAL ZONE BETWEEN A STEEL FIBER AND CEMENTITIOUS MATRIX IN RELATION TO THE TOUGHNESS OF STEEL FIBER REINFORCED MORTARS

シリカフュームの混入, 水セメント比の低減および細骨材の混入が鋼繊維―セメントマトリックス界面領域の破壊靱性と摩擦抵抗に及ぼす影響を付着破壊進展過程の特徴と関連付けながら論じた. その結果, 緻密な界面領域の形成が必ずしも界面領域の破壊靱性の増大をもたらすとは限らないこと, および付着破壊は単純な実界面の破壊ではなく, 繊維に沿う比較的広範囲の領域が破壊され, これが界面領域の破壊靱性と摩擦抵抗に影響をおよぼすことを明らかにした.