Evaluation of subjective fatigue feelings due to motorcycle riding and automobile driving
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日本産業衛生学会産業疲労研究会の“自覚症状しらべ”を使って, 二輪車 (MC) および四輪車 (AM) 運転時の疲労感の測定を試みた. MC30名, AM20名の被験者を対象に, 高速道路を主体に約400kmの走行実験を行い, 出発前と運転中の6時点, 計7時点で,“自覚症状しらべ”の30項目について, 各項目の訴えの程度を5段階で評価させた. 結果を因子分析したところ, 両者から“ねむけとだるさ”,“注意集中の困難”,“局在した身体違和感”の3成分が抽出された. MC運転時のねむけとだるさは身体的負担, AM運転時のねむけとだるさは精神的負担に起因する. 身体的負担と精神的負担に起因するMC運転時の疲労感は,“自覚症状しらべ”によってある程度定量的に評価できるが, 精神的負担が疲労の主要因であるAM運転時の疲労感の定量評価は“自覚症状しらべ”では難しく, AM運転時の疲労感評価のための新しい指標の開発の必要性が示唆された.
[1] Thomas E. Nygren,et al. The Subjective Workload Assessment Technique: A Scaling Procedure for Measuring Mental Workload , 1988 .
[2] S. Hart,et al. Development of NASA-TLX (Task Load Index): Results of Empirical and Theoretical Research , 1988 .
[3] Ray Fuller,et al. PROLONGED DRIVING IN CONVOY: THE TRUCK DRIVER'S EXPERIENCE , 1984 .