翼群の前向き・後向きふれまわり固有振動数 : 第2報,並進運動モデル軸系と平板翼による実験

翼群の節直径1本モードと軸系の連成による固有値に及ぼす翼取付け角の影響を平板翼8枚をもつ翼モデルを用いて実験的に検討した.回転中の固有振動数の測定値は前報の解析結果とよく一致し,不つりあい力による共振が予測された危険速度で発生した.これによりコリオリ力の回転面内成分の合力が増すような取付け角ほど前・後向きふれまわり固有振動数の分離が著しくなることが認められた.これは従来のジャイロ効果では説明できない.