APPLICABILITY OF ROLLER RESPONSE METHOD TO COMPACTION CONTROL FOR VARIOUS SOIL CONDITIONS

振動ローラ加速度応答を利用した締固め管理手法 (ローラ加速度応答法) に対し, 従来まで明らかにされていない土の種類および含水比の影響を調査すべく, これらをパラメトリックに変化させた転圧試験を行った. この結果, 振動ローラ加速度応答の定量指標として提案する乱れ率と地盤密度の関係は含水比ごとに異なり, 飽和度がおおよそ80%以上の転圧地盤に対しては密度推定を目的とした適用が困難であること, 密度推定手法としては含水比の変動が少ない粗粒材料への適用が最も有効であることがわかった. 一方, CBR, 動的変形係数などの地盤強度・剛性を表す指標と乱れ率の間には土の種類および含水比によらず一意的な関係があり, 締固め後の強度, 変形抵抗性を判定する手法として有用であることを示した.