Evaluation of Kansei Engineering System based on Virtual Reality
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1.は じ め に 感 性工 学1)と バ ー チ ャル リア リテ ィ2)(以下VR)技 術 を融合 す るこ とに よ りユ ー ザ は,従 来2次 元 情 報 やテ キス ト情 報 で確 認 して い た もの を3次 元情 報 と して確 認 す る こ とが可 能 とな り,よ り直感 的 に 自 分 の イ メー ジ と の差 異 を確 認 で き る.し か しそ の 有 効性 は,ま だ検 証 され て い ない. そ こ で 本 稿 で は,従 来 の 感 性 工 学 シ ス テ ム (Kansei Engineering System:以 下KES)とVRを 用 い て 評価 実 験 を行 い有 効 性 の検 討 を行 う.具 体 的 に は KESにVRを 利 用 す る場 合 と利 用 しない 場 合 とで, ユ ーザ のKESに 対 す る 評 価 が ど の よ う に違 い ,ま た,ど れ ほ どの効 果 の差 異 が あ る か を分析 す る. 一 VRの タイ プ を2つ に分 け る と没 入 型VRと デ ス ク ト ップ 型VRに 大 別 さ れ る.前 者 は,HMD(Head Mounted Display)や デ ー タグ ロ ーブ を利 用 す る こ と に よ りシス テ ム の造 りだ す仮 想 空 間 中 に入 り込 み その 世界 を体 験 す る本 来 のVRで あ る.後 者 は,通 常 の デ ィス プ レ イ に仮想 空 間 を表 示 し,こ れ を外 か ら俯 瞰 的 に眺 め な が ら操作 を行 う簡 易 的 なVRで あ る3). 3. 評 価 実 験 3.1 実験 目的 本 実験 の 目的 は,感 性 工 学 とVRを 結 合 す る利 点 を分 析 し,ま た様 々な対 象 にお け るKESとVRの 結 合 を検討 す る こ とで あ る. 32 実験 環 境 本 実験 で は,従 来 のKES,デ ス ク トップ型VR, 没入 型VRの3つ の シ ス テ ム を使 用 した.ま た サ ン プル は,従 来 のKESの 出力 結 果 とそれ を もとに2つ のVRで 構 築 した もの を3つ 用意 した.サ ン プル の 対 象 は 基 本 的 な オ ブジ ェ ク トと し て立方 体,製 品 レベ ル の オブ ジ ェ ク トとし て電話,オ ブ ジ ェ ク ト の集 合 であ る空 間 と して キ ッチ ン,こ れ ら3つ と し 計9つ の サ ン プル を使 用 し実験 を行 な った.本 実験 に使用 した3つ の シス テ ムの機 能 を表1に 示 す. 表1 3つ の シ ス テム の機 能