1F1-3 Numerical Evaluation of Bike Riding Characteristics by Accelerometer:A Study of Traveling Quality Evaluation of Bicycle by Accelerometer

自転車の運転は一般的に幼少時の家庭でのト レーニングによって習得されることが多く,標準 的な習得過程や運転技術評価尺度に基づいておら ず,個々の経験則に基づくことが多い.このとき 交通規則の遵守による安全確保が望まれるが,自 転車には運転免許制度等がないため習得レベルを 把握することは困難である.自転車を運転する技 術についても,走る,曲がる,止まるという基本 操作に関する習得レベルは主に当事者の主観的な 判断に依存している.一方で自転車は搭乗者の身 体的特性の影響を直接的にうけるため,そのマッ チングは運転に大きく影響するため,安定走行の ためには適切な条件を整え,その効果を評価する ことが望ましい.姿勢の安定性を評価する研究で は加速度計が用いられる場合がある.例えば身体 の振動波形による姿勢維持能力の評価や,自転 車走行時の外的要因による振動特性の測定などが あげられる.またハンドルの振動特性測定によ り路面状況の評価を行う研究も行われているが, 通常の走行安定性を測定して,自転車の走行特性 を評価する研究はあまり見られない.本研究では 走行条件ごとの振動特性を比較し,評価尺度とし ての有効性を検討することを目的とする.