DEVELOPMENT OF THE HIGH STRENGTH AND LIGHT-WEIGHT FOAMED MORTAR ENBANKMENT SUPPORTED BY THE PILES ON THE LIQUEFIABLE GROUND AND THE ADOPTION TO THE RAILWAY CONSTRUCTION WORK

液状化地盤の鉄道高架橋のアプローチ部で,杭に支持された気泡モルタルを構造部材として用いるために,圧縮強度5N/mm2以上の高強度気泡モルタルの開発に取組んだ.材料特性を把握するための室内材料試験,および主鉄筋で補強したはり部材のせん断破壊実験,曲げ破壊実験を行った.その結果,せん断スパン比a/dが0.5~3.0,圧縮強度f’cが5.1~12.8N/mm2,主鉄筋比Pvが0.23~1.06の範囲内でのせん断耐力への影響因子は,鉄筋コンクリートに準ずることがわかり,a/d=0.5~2.5までを対象とした鉄筋コンクリートのせん断耐力式を基にした算定式を示した.これらの結果を用いて,液状化地盤の鉄道高架橋のアプローチ部(延長約77m)で経済的な高強度気泡モルタル盛土の実用化を図ることができた.