Addition of Fluorine and Chlorine to Volcanic Rocks Accompanied with Their Alteration by Active Fumarolic Gases
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火山岩の粉末を薩摩硫黄島火山の噴気孔中に放置したところ,その変質にともなってフッ素,塩素含量がいちじるしく増加することを見いだした。原岩のフッ素,塩素含量が0.0n%であるのに対し,えられた変質物では最高,フッ素については12.1%夢塩素については5.8%に達した。付加された塩素は大部分水溶性であったが,フッ素は大部分が不溶性であった。X線粉末回折法による検討では,全試料ともフヅ素,塩素を含む鉱物の回折線は認められなかった。97~745℃ の種々な温度の噴気孔で実験し,フッ素では600℃ 付近,塩素では200℃ 付近でもっともよく付加されることがわかった。岩石の化学組成による付加量の違いはあまり明瞭でない。また,(F/CI)不溶性部分>(F/Cl)水溶性部分,(F/Cl)不溶性部分>(F/Cl)噴気孔ガスという関係がなり立つことを認めた。