NON-DESTRUCTIVE STRESS DIAGNOSIS OF BENT AND TANGENT PIPE SECTION USING THE MAGNETIC ANISOTROPY SENSOR

曲管に外力が作用すると曲管の断面は大きく扁平することから,曲管に接続されている袖管にも曲管断面扁平の影響が伝わることとなる.本研究では,磁気異方性センサを用いて袖管部に発生している沈下などの外力に対応する応力を,非破壊で精度良く診断することを目的として,袖管が曲管の断面扁平の影響を受ける範囲を特定する実験と,実験を補完する薄肉シェル要素を用いた弾性FEM解析を行った. また,現場において曲管部の応力を磁気異方性センサにより測定する場合に,障害物などのために曲管中央断面における測定ができない場合を想定し,中央断面からずれた測定値から中央断面における応力を評価する方法についても検討した.